再生パソコンを製造販売する会社(㈱あるく)を経営しています。
「動作が機敏で丈夫なパソコン」をモットーとしていますが、多くのお客様は、「量販店で最新のパソコンを見てきたけれども、これまで自分が使っているのと大分違うので戸惑う」とおっしゃいます。そして、「とても高いのね」とも。
それなら、古くて遅くなってしまったけれども、いまのパソコンを使い続けるかとあきらめたりする。もし新しいのを買ったら、各種の設定やデータの移行のしかたもわからないしね。
そうですよ。いま使っているパソコンそのままで機敏に動くようになればいいんだよ。そのようなお客様を救うために、2022年7月から「パソコン復活高速化サービス」を始めました。
ハードディスクをSSDに交換するんだよ。詳しい人にはこれだけでわかるのですが、ほとんどのわからないみなさんのために、セミナーを開催し、1時間かけて説明してきました。パソコンはなぜ遅くなるのか。ではどうすれば速くなるのか。ご自分ですることもできますよ、そのやり方は...どうしても自信がないという方は整備代行をお引き受けします。※パソコン復活高速化セミナーは、現在まで約50回開催。
ということで、この1年間で、200台のパソコンを預かって、パソコン高速化サービスを実施しました。
以下は、お客様の喜びの声です。
まずはAさん(米沢市80代の男性)。趣味は、ゴルフと数独(原則9×9個のマスに1〜9の数字を埋めていくパズル。ナンプレともいう)。で、パソコンでは数独を楽しんでいるそうです。
よく新聞にも問題が掲載されています。解いていくためには、条件にかなう数字の候補をマス目にメモしていかなければいけないのですが、紙ではマス目が小さすぎて書ききれないことがよくあります。
Aさんは、問題を表計算ソフト(エクセル)に転記して解いていきます。小さいマス目でも、コメントの入力機能を使えば、紙より見やすいとおっしゃいます。
9×9個をはるかに超える大きな数独でしたから、この問題は時間どれくらいかかるんですかと聞いたら、1週間ぐらいかかる!とおっしゃっていました。「でも、これが私の生きがいなんです。パソコンはこれをやるためだけにあるんです」。最近、動きが遅くなってきたからということで、高速化サービスを申し込んでいただきました。新品を買っても操作を覚えられないと。納品後に電話してみたら、生きがいをありがとう!ととても喜んでいただいていました。
次にBさん(仙台市60代の男性)。音楽が好きなので、レンタルショップからCDを借りてきて、パソコンに音楽データを保存しているそうです。 既にアルバム100枚以上、1000曲を超えるマイ・フェイバリット・ソングが入っている。毎日夜にヘッドフォンで今日のアルバムを選んで聴かれるそうです。
Bさんは「この音楽を聴きながら一緒に口ずさむのが楽しいんだよ。これが生きがいなんだよ」。ところが、パソコンの動作が怪しくなってきました。新品を買ってもデータを大量に移す方法がわからない。ハードディスクが弱っていれば、時間もだいぶかかりますよ、とアドバイス。
そこで高速化サービス。データをそのままそっくりSSDに移して快適操作を実現してあげました。Bさん、喜ぶまいことか。最後に「レンタルCDのコピーは、著作権法に照らして、褒められた行為ではありませんよ。ほどほどになさってくださいね」とお伝えしましたら、テヘへと笑っていました。
そしてCさん(山形県、50代の女性)。小学校の教員ですが、学校のパソコンがすべて新しくなった。ところが、薄型でスタイリッシュだけど、CDドライブがない。(いまどきのパソコンはたいていありません。)
教材などのデータは書籍の付録などCDに入っているものが多いので、仕事になりません。やむを得ず、CDからデータを取り出さなければいけない仕事は、自宅への持ち帰りになります。そろそろお役御免を考えていた自宅の古いパソコンがにわかに脚光を浴びました。
そこで高速化サービス。ハードディスクをSSDに交換して、新品のように、いやそれ以上の快適操作となりました。Cさん、困っている職場の同僚に伝えますと。
個人だけでなく、会社からのお申し込みも増えてきました。
ある会社では稼働しているパソコンのすべて10台をWindows10のまま高速化なさいました。
Windows11の新品を購入しようと検討していたのですが、業務で常につかっているソフトがWindows11では不安定なことが判明。新しいパソコンに交代すると業務がうまくいかなくなるため、ここは安定したWindows10のままにしておこうと決断されたようです。
同じように20台、30台という会社が出現しています。
ご関心があれば、ていねいに説明しますよ。
(倖田 暁水)