あまり大きな声では言えないけど...(ゴニョゴニョ)。
Windows11は、マイクロソフト社が開発した最新のOS(基本ソフト)です。
世界的な大企業で、パソコンOSの押されもせぬ寡占者ですから、一般的には信頼性が高いわけです。
しかし、過去にも新しいOSが登場するたびに、たくさんの不具合が発生したというのが常識です。
Windows10も使用開始後8年を経過してかなり安定しましたが、日新月歩の複雑な技術に追いつかずに大小の不具合が発生し、その対策としてアップデートをいまだに繰り返しています。
私自身は仕事柄体験しておくために、会社で使うパソコンはWindows11にしています。
Windows11の不具合の事例が、ネット上にたくさん書かれていますが、私の会社内で起きている事象の一例は下記のようなものです。
- 既存のプリンタ(大手企業製の複合機など)との相性がよくない。特にマイクロソフトオフィスで作った文書を印刷しようとするとオフィス自体がフリーズするため、PDFに変換してから印刷したりしてる。
- エクセルの罫線の表示がおかしい、キーボード入力時に一文字目だけ入力されないことがあるなど、微妙に使い勝手が悪い。
企業のお客様からはこんなご相談がありました。
パソコンが古くなって動作が遅くなってきたので入れ替えしたい。
だから、試しにWindows11を1台購入し使ってみた。
しかし、特定のアプリが動かなくなるなど、業務に支障が出た。
だから、いまのところはWindows11に変えずに、既存の社内のすべてのパソコンをWindows10のまま復活高速化サービスで整備したい。
複数の企業から同じ依頼がありました。
国内の企業におけるWindows11の普及率は、まだ1~2割に過ぎないようです。
Windows10のサポート終了は2025年10月に予定されていて、まだ2年以上ありますから、いずこも様子見といったところでしょうか。
コストも手間もかかるので、本来なら行いたくない作業ですから。
個人のパソコンに至っては、もっと低いでしょう。これから2年経っても、どれくらいが置き換わるのか。
いまでも、Windows8、Windows7はおろかVistaやXPをお使いの方も少なくありません。
初級者のお客様には、現時点では、高価なWindows11よりも安定したWindows10を推奨します。
Windows10のサポート期限は、延長の可能性が大きいと判断していますし、相当数の旧型機が残りますから、それをビジネスチャンスとみた新サービスがたくさん出てくるものと期待しています。
かく言う私自身もあるサービスを検討していて...(ゴニョゴニョ)。
以下、持論です。膨大な情報に振り回されて、自分がなにを理解してなにを理解していないのかわからない時代になってしまいましたが、その前に、複雑になる一方の情報機器の使い方をマスターしなければならないとはね。
パソコンやスマホなど電子情報機器は、一度買ったら、壊れるまで使い続けられればいいのですが。
(倖田 暁水)
photo by didimouman on Flickr